季節の変わり目には雨がよく降るといいますが、春が近づくにつれてか、昨日今日とお天気が悪いですね。
こんな日はみなさん、お家の中が洗濯物ジャングル化(笑)になっていませんか。
まだまだ肌寒く、暖房機器をお使いだと思いますが、乾燥対策として加湿器の使用や、
部屋の中で洗濯物を干しましょう、といったことをよく聞きます。
乾燥は良くない、しかし湿度が上がりすぎるのも良くない。
このバランスが大切なんですね。

これは、N-Basicでおなじみ実験セットです↓
右は合板フローリングとビニールクロス、左は無垢フローリングと珪藻土壁で、住環境を再現しています。
右は、一般的な新建材でつくられたお部屋を再現していますが、みなさんのお住まいはどちらに近いでしょうか・・・。
まずは、温度計にご注目ください。温度と湿度ですが、そんなに大差がないのがお分かりいただけますでしょうか。
そこへ、お湯の入ったコップを置き、部屋の温度と湿度の変化を見ます。
30分ほど経過したところです↓
 
温度はほぼ同じなのに対し、湿度の差が大きく出ています。
珪藻土壁 48%    ビニールクロス  80%
写真では分かりづらいですが、右のガラスは結露が発生し、少しくもっています。
みなさんは、不快指数というものをご存知ですか?
一般的には、
不快指数80超…93%の人が不快に感じる
不快指数77 …不快に感じる人が増える
不快指数70超…一部が不快に感じる
※他にも風の関係といった気象条件も伴うので不快指数と体感が必ずしも一致するものではありません。 

あと、湿度が高いということはそれだけ水分が多いということ。
不快指数にともない「カビ」の発生も気にしたいところです。
カビの発生はウィルスの発生と同じく、湿度が低いところが苦手で、実に湿度50%以上から繁殖を始め、60%から爆発的に増えると言われています。
カビやウィルスなどの繁殖に対して理想的な湿度は高くも低くもない『50%』 
この実験から、どちらがよい住環境なのかは一目瞭然ですね!
 

先日開催したタカラ西神ショールームでのイベントにも実験コーナーを設け、お客様に見ていただきました。
N-Basicでは、いつでも体験していただけますので、ぜひご来店くださいませ。