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日本の家 第8話 2007.5  by 濱田耕司

 そろそろ梅雨の季節が近づいてきましたが、皆様お変わりありませんか?また、ゴールデンウィークは楽しい思い出が作れたでしょうか?   N-Basicではたくさんのお客様がゴールデンウィークを利用して自宅の壁を珪藻土で仕上げられました。難しくはない作業なのですが、時間と体力と手間がかかります。とても大変な作業だったと思いますが、振り返れば、良い思い出になったのでは……?
 皆様本当によくがんばられたのですが、中でも臨月の大きなお腹でがんばられたK様には、こちらもドキドキハラハラしましたが、素晴らしいガッツで塗り終えられました。照屋さんもお休みの間、色々な現場をご家族で廻ってお手伝いしてくださったようで、本当にありがとうございました。
 
 先日リフォームが完成したK様に、子供が産まれる前に!と、完成パーティーにお誘いいただいて、スタッフと職人さんと照屋さん一家とでお邪魔してきました。
 K様邸のリフォームのこだわりは、料理がガンガンできることと、たくさんの人をもてなすことのできるLDKをつくること。今回総勢14名でお邪魔したのですが、次々と出てくるイタリアンレストランのような奥様の料理を、広々としたLDでゆったりと楽しませていただく事ができました。本当にあの料理をされるなら値打ちのあるキッチンリフォームです!最高に美味しかったです。こうして、リフォームが終わった後に喜んでいただけると、日頃の疲れもふっ飛びます。これからもがんばろう!と思います。K様自宅での出産がんばってくださいね!元気な赤ちゃんを皆で楽しみに待っています。

 今月の「日本の家」ですが、床下の環境について先日、神奈川県にある珪藻土でお馴染みの、サメジマコーポレーションに行って勉強して来たことを少しご紹介させていただきます。
 床下といえば、換気扇を取り付けたり柿渋を塗ったり、
炭を塗ったり、「湿気対策、害虫対策」は皆様もご存じの事と思います。昔の家は、高床式の工法だったので、外気と床下の環境がもちろん同じでした。しかし、現在の家は、布基礎やベタ基礎といった工法になっているため、外気と床下が著しく違うようになっています。 そこで、換気口から床下の換気を行っています。
 でもそもそも結露やカビの原因である湿気はどのようにして起こるのでしょうか?結露というものは、空気中に漂っている湿気の量が一定の量(飽和水蒸気量)を超えると水分(結露)に変わります。飽和水蒸気量は温度によって、その量(絶対湿度)が決まっています。温度が高いほど飽和水蒸気量は多くなります。温度が低くなるほど、飽和水蒸気量は少なくなります。
 布基礎工法の場合、床下の温度は一年を通して一定の温度を保っているケースがほとんどなのだそうですが、換気口から受ける外気の影響で結露が発生してしまうのだそうです。それは、高温多湿の日本の夏、涼しい床下に換気口から一気に湿気を含んだ暖かい空気が送り込まれます。外の暖かい空気中では保たれていた飽和水蒸気量が、床下の冷たい温度に入ると、一気に飽和水蒸気量がオーバーして床下では水分(結露)に変わってしまうのだそうです。
 床下がジメジメしていると、必ずその上の「家」にも大きな影響が出てくるのも間違いありません。

 サメジマコーポレーションでは、室内の調湿だけでなく、床下から「家」を健康にするために、珪藻土の原石を床下に敷き詰めたり、基礎に吹き付けたりする、「湿害防止工法」というものを開発されました。「湿害防止工法」は換気口をふさいでしまいます。これには、これまでの固定観念を覆されました。
 でも結露のメカニズムを聞いて納得しました。データもきっちり出ていました。高床式では、地震の際に強い家とは言えませんので、きちんとした強い基礎を作り、「湿害防止工法」で湿気から家を守る。新しい取り組みですが、シンプルで人にも環境にも優しい住まいの作り方だと思い、胸がわくわくしました。やっぱり家も人も、「素」が「良い」と思いました。素良と飛行機にも乗れて、いい出張でした。
 
今月サメジマコーポレーションの山本様2日間ありがとうございました。

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